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「交通心理士」は、日本交通心理学会が認定する資格です。
 心理学は人のこころ行動を研究する学問であり、人の行動が関わる社会場面ではすべてが心理学と関わりを持つことになります。交通心理学は、その心理学を交通場面に応用したもので、運転する方や歩行者など交通参加者のこころ行動を研究します。

交通心理学を学んで分かったこと

1、人間は思ったよりもポンコツだ
 わたしたちは右と左とを同時に確認することができません。長時間、集中力を維持し続けることもできません。これまでの教習で「運転中は気を抜かないで」とか「いつも注意して」などとアドバイスしてきましたが、ダメだったかもしれない…。
 「勘違いや見落としなど運転にありがちな弱点を把握し、自分で考えた対応策を持つ」ことが安全運転につながると考えています。

2、指導員の言うことがいつもいつも正しいとは限らない

 教習中は失敗の連続。そんなとき、私たち指導員は知識と経験をもとに一方的なアドバイスをしがちです。でも、そのアドバイスって、本当に合ってたのだろうか? 本人にしか分からない理由があったのかもしれない。
 私たちは交通心理学を学ぶ過程でたくさんの「え~!?」と「意外!」を発見し、自分の「思い込みの多さ」を実感しました。
 なんでも指導員が決めつけるのではなく、教習生と一緒に考える姿勢が大切なのだと考えています。

3、すぐに身につき、ずっとできるようになる教育方法がある

 免許を持っていない方でも自動車の知識や運転イメージがあるもの。分かってることをくどくどと説明されたり、自分の思いとは違うことを指示されてばかりいると、正直、嫌になってしまうかも。ある程度運転できるようになれば、教習生が持つ知識・能力を引き出し最大限に使う「学習者主体の教育」が良さそうです。
 人に「やれ」と言われたことはなかなか身につかないものですが、自分で考えたやりかたは実行しやすく継続できます。

有資格者/3名(2019年1月現在)

 ◎鈴木 宣芳(副管理者/技能検定員)
 ◎山下 哲範(技能検定員)
 ◎齊藤 貴宣(代表取締役)

 ■私はこうやって交通心理士になりました

Vol.001

鈴木宣芳の場合

大学教授や専門家を前にして論文の発表をするので、生きた心地がしなかったです…。

2012年10月

 「交通心理学、興味ありませんか?」。すでに交通心理士補だった齊藤貴宣から声をかけられる。
交通心理学の勉強を始める。

 

2013年10月

 筆記と論文の試験を受け、交通心理士補に合格。
全国で行われる学会に参加しはじめる。

     

2014年07月

 論文の作成に着手。テーマを「障がい者運転再開支援」に定め、専門研究者である大学教授に指導をあおぐ。

 

2015年08月

 学会にて研究結果を発表。「交通心理士」の資格取得。

 
 

 ■Q&A

Q、交通心理学って…何?
A、心理学は、人の「こころ」と「行動」を研究する学問です。
 人の行動が関わる社会場面ではすべてが心理学と関わりを持つことになります。交通心理学は、その心理学を交通場面に応用したもので、運転する方や歩行者など交通参加者の「こころ」と「行動」を研究します。
Q、なぜ交通安全に心理学が?
A、「こころ」とは、心理学の用語で言えば、感覚・知覚・注意・思考・記憶・ 知識・学習・感情・動機づけ・知能・性格・態度といった脳の情報処理の 側面を示す「こころ」のはたらき、です。
 「こころ」のはたらきが、運転中や歩行中にどう影響するか、どのような変化をもたらすか、などを調べ、分析・研究し、事故が起きないように 役立てる。 それが交通心理学の目指すところです。
Q、じゃあ、交通心理士というのは…?
A、「交通心理士」は、日本交通心理学会が認定する資格。運転する方や歩行者など交通参加者の「こころ」と「行動」を研究し、科学的根拠に基づいて交通安全活動を行う人、のことです。
 平成24年4月より、自動車運送業者(緑ナンバー)に対する安全指導業務の一部として、「交通心理士」が適性診断実施機関の資格要件として認められ、国の施策にも組み込まれるなど、その専門性が期待されています。
日本交通心理学会   
 日本交通心理学会は交通の諸問題について研究し、成果の実践と啓発活動を通じて、交通事故の抑止とより良い交通環境の建設に寄与することを目的とした、専門家の集まりです。
 工学・法律・教育などの学問分野から、道路建設・自動車開発などの分野まで多岐にわたり、それぞれの特徴を活かし、交通事故防止対策に取り組んでいます。昭和自動車学校は「日本交通心理学会の取り組み」に賛同しています。
★ <県内初!>交通心理士が誕生
 昭和自動車学校には、現在 3名の交通心理士が在籍しています。 また、まもなく4人目の交通心理士が誕生する予定です。

資格の取得を目指した理由

Q、なんで交通心理士の資格を取ろうと思ったの?
A、これまで昭和自動車学校では、初心運転者教育(初めて免許を取る方への 教育)が中心でした。が、社会的背景の変化により、現在では各種の講習や交通安全教室などを通じ、小さなお子様からご高齢の方まで、幅広い年代の方々が昭和自動車学校へ訪れるようになっています。
 多様化する交通教育には各種専門分野からの目線が必要となり、特に、運転経験が豊富な方々(ご高齢のドライバーや職業ドライバーさん等)に対する教育には裏付けのある評価や教育方法が求められます。
 心理学という学問的バックボーンを得ることで、「教育」による交通安全の大きな役割を果たすことが出来るのでは、と考えました。

今後の活動について

Q、交通心理士として何に取り組むの?
A、 現在、昭和自動車学校では、

幼・小・中高生への交通安全教育(交通発達心理学)

障がいを持つ方の運転再開支援(医学・運転評価)

防災の側面から見た運転者教育

 についての研究が各交通心理士によって始められており、今後対象や活動が拡大され発展していく事になります。また、交通心理学のプロセスは教習指導員にとっても有効です。

心理学と心理学研究法の基礎的な理解

基礎的カウンセリング技法やコーチング技法の習得

運転診断や運転評価に関する交通心理学の手法の理解と実践能力

こうした科学的根拠に基づく運転者教育を実際の教習の中でも活かしていければと考えています。
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お電話の場合は、0545-38-0110(担当/鈴木宣芳)までお問い合わせください。