
「お大事にしてくださいね」
卒業生に聞きました。
Vol.088 望月さんの場合
Q. | 免許を取りたいと思ったキッカケは? |
電車通学をしてるんですけど、駅までかなりの距離があるので、いつも母やおばあちゃんに車で送ってもらっていて。免許を取って自分で運転できるようになるといいな、と。 | |
─ | なるほど。それで、この夏に取ろう、と。 |
はい。 ただ、元々、夏の短期プランで申し込んでたんですけど、夏休み自体が結構長かったので、(日程を)詰めてやる必要もないし、夏休みを有意義に使いたいなと思い直して。短期プランをやめて普通のコースに戻してもらったんです。 |
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─ | だから日程が飛び飛びだったんですね。 |
はい。 おかげで海外にも行けて、有意義に過ごせました(笑。 |
Q. | 自動車学校へ入校してみて、印象は? |
まず手続きの時から受付の方がやさしくて。説明も分かりやすくて、親切だなぁとは思ってたんです。 で、この日から始まりますよという入校式の日に、まだお金もお支払いしてない状況だったんですけど、そのとき体調を崩してて、自動車学校に電話したんです。電話で「分かりました。お大事にしてくださいね」と言われたんです。この状況でこっちを気遣ってくれるんだ、という。 | |
─ | イイ話ですね。 |
はい(笑。 心優しい人が多いんだな、という印象でした。 |

考えさせられる発言が多い。
Q. | はじめて車を動かした瞬間は? |
「え?自分が運転してる!?」という不思議な感じでした。運転してるという実感が湧かなくて。 それまでは(乗せてもらう側で)助手席か後部座席に座ってたので、自分が運転席に座ってるなんて…という違和感がありました。 | |
─ | なるほど。運転する人特有の仕草を自分もやってるという不思議さが─ |
そういうの、ありました。私がハンドルを回しちゃってるよ、という(笑。 | |
─ | 違和感が消えたのはいつ頃ですか? |
実車を何回か重ねてるうちにだんだん…という感じです。 ただ、ブレーキやアクセル(の踏み具合)に関しては、どれぐらい踏んでいいのか最初は分からなくて。これぐらいでいけばいいのかな?これぐらいかな?と、試行錯誤しながらやってました。 | |
─ | それがしっくりくるようになったのは? |
結構早い段階で慣れたような気もするんですけど…仮免の前までには「私としてはこれぐらい」というのがきっちりできてました。……多分。多分ですけど(笑。 |
Q. | 印象に残った指導員は? |
鈴木さんです。 あ。鈴木さんって、2人いらっしゃいますよね? メガネをかけてる鈴木さんです。 |
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─ | んー、どちらも時々メガネをしていて… |
あ、そうなんですか(笑。 | |
─ | 体が大きいほうの?ですか? |
そうです。体が大きな鈴木さんです。 | |
─ | どういうところが印象的でした? あ。まずイイほうの印象ですか?悪いほう? |
イイ印象のほうです(笑。 鈴木さんは、実車でも学科でもあたる回数が多くて。いつも楽しそうに授業をやっているという印象です。後半の時期は人(教習生)もいなくて、学科も1vs1とか1vs2だったりしたんですけど、少人数でも変わらず楽しそうに授業をしてくれる、というか。 あと、投げかけてくれる質問も考えさせられる発言が多いんです、鈴木さん。「あ、そうか」という気づきが多い…というか、実車でも常に何か、こう、考えさせるような発言で、運転しててもそれが楽しかったです。 | |
─ | なるほど。では、逆に悪い印象の人は? |
それはいなかったです(笑。 皆さん、ホントにやさしくて。 |
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─ | あ、そうですか。 |
あ、でも、ときに厳しい時もありました。 | |
─ | その話、聞きたいです。 |
私がもう全然うまくいかなかったときとかに、結構ガツンと言われて─ | |
─ | ガツンと。 |
ただ、それも私のために言ってくれてるというのがちゃんと分かるので。その指摘はちゃんと自分で受け止めて、改善していくようにしてました。 | |
─ | イライラをぶつけられたのでは? |
そういうんじゃないです(笑。 そういうのではなくて、本当に自分のために言ってくれると感じましたし。いいキッカケになったというか。逆にあの時ガツンと言ってくれたからこそ、ここまでこれたのかもしれない、っていう思いがあります。 |
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─ | 前向きですね。 |
というより、私は結構、何でも口に出しちゃうタイプで「コレどうしたらいいですか?」と思ったことを聞きまくってたので、先生のほうが大変だったかもしれないです(笑。 ただ、投げかけるとちゃんと的確に返してくれる先生がホントに多かったので、やっててすごい楽しかったです。 |

腹が立ちますよね(笑。
Q. | 1段階で苦手だったのは? |
実車じゃないんですけど…テスト(=効果測定)でつまづいて…。 | |
─ | 技能ではなく、テストで。 |
はい。修了検定の予約までしてあったんですけど、テストが受からなくて、1回、実車を全部キャンセルしたんです。 結果的に、テストをがんばって合格して、当初の予定通りの日にちで検定を受けることができたんですけど。もう…ホントにしんどかったです、テストは。 | |
─ | どういう問題が苦手でした? |
引っ掛けっぽい問題です。(正解の)解説を見ると「あー」と思うんですけど。思うんですけど、実際受けてるときには記憶がきれいさっぱりなくなってて、また間違う(笑。 | |
─ | 二択で、どっちだろ?と迷った挙句に間違う、と。 |
腹が立ちますよね(笑。 何でできないの!と自分にも怒ってましたし。「えー何で!?」みたいな。 採点ボタンを押した瞬間、画面を見て、ガッカリしてました。 |
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─ | PCルームでも声に出すんですか? |
それは我慢してました(笑。 ただ、画面の点数を見て「やっちゃった…」「またか…」と思ってました。 |
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─ | では、どうやって克服を? |
友達も同じ時期に通ってて、その友達に「テストができないんだよね…」なんて話をしてたら、「問題集のここのページやるといいよ」と言われて。言ってくれたところをやってみたら、ポンポンポンと合格しました(笑。 「やっぱ、やんなきゃダメだな」と思って(笑。 あと、実車のときにも、五十嵐さん(五十嵐英里香)からアドバイスをもらってたんです。五十嵐さんが教習原簿を見て、「テスト、できてないねえ」と心配してくれて。「テストはこういう感じの問題が出やすいからね」とか「問題集のこういうとこやったほうがいいよー」とかアドバイスをもらってました。 あと、望月さん(望月伸高)にも「テストはオレもさんざん手こずったから」と言われて、それはすごい元気になれて。 |
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─ | あ、それは嬉しいかも。指導員に「自分もできなかった」と言われると─ |
ですよね。親近感も湧きますし(笑。 | |
─ | 運転のほうは?不安ゼロでした? |
不安はそんなになかったです。 ただ、(乗車が飛び飛びで)空いてる期間が多かったので、その分、手こずったりとかいろいろあったとは思うんですけど、そこは先生がうまく軌道修正してくださったと思うので。なんとか大丈夫でした。 |

「うわ、知ってる人に会うな」
Q. | では、初めての路上は?いかがでした? |
初めて路上に出たとき、すごい違和感がありました。 それまでは場内のコースで、人も少なくて、走ってる台数も少なくて、すごいやりやすかったんです。いざ路上に出ると、「車で一杯じゃん!」と思いました(笑。 対向車がバンバン来るし、後ろからも車が来てるし。 なにより、対向車が本当に怖かったです。白線がある道でも対向車とすれ違うのが怖くて左に寄りすぎて、「もうちょっと右に寄って」とハンドルを直されたりすることもありました。横から先生が手をのばして。 | |
─ | いつぐらいに慣れました? |
広い道ですれ違うのは2~3回目で慣れました。 でも、細い道でのすれ違いは怖いままです。 |
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─ | 嫌いだった道は? |
吉原三中のすぐ南側の細い道。あの道に右折で入ってくところが嫌いでした。 あそこで1回、下校の時間と重なって中学生がいっぱい歩いていて、怖かったです。 | |
─ | 歩行者が怖い、と。 |
怖いですね。
なので、路上に出るようになってからですけど、今までの自分も車のジャマになってたんだな、と分かりました。
今は、車のジャマにならないように歩くようになりました。むしろ、車に道を譲っちゃう、みたいな(笑。
車が通りやすくなるように、どうぞどうぞ、と。 |
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─ | 路上でヒヤッとしたことは? |
ありました。 直進道路を走っていて、お店の駐車場から車が急に割り込んでくるとか、脇道からパッと車が出てきたりとか、何度かあって。 私は「あっ!」とか「何でよ!」とか独り言でボソッと言っちゃうんですけど、先生は冷静で「あるよねえ」とか「そういう車もいるから、気をつけよう」と言ってました(笑。 |
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─ | 道には詳しくなりました? |
「ここの道、通ったことあるな」と思うことはありましたけど…でも、道としてちゃんと覚えてはいないので、「この先を行くとどこに出るんだっけ?」とかはちょくちょくありました。 | |
─ | 点と点が線になって、道が頭に入るとか |
んー。そうでもないです。 | |
─ | そんな余裕はない? |
そんな余裕はないです(笑。 | |
─ | 路上では東高の前も通りますよね? |
そうですね(笑。 「今、下校中かぁ」とか懐かしく思う反面、「うわ、知ってる人に会うな、コレ」と思ってました(笑。 見られたら恥ずかしいというのはありました。1回ホントに会いましたし。私がメガネしてたんで、向こうは気づかなかったと思うんですけど。 |

キープレフト…キープレフト…
Q. | 路上で苦労したのは? |
右折と左折が大回りになっちゃう、というのが悩みでした。 あ。あと─ | |
─ | どうぞ。 |
走行位置です。 最初はキープレフト、キープレフトと言ってて、心がけてたら左に寄りすぎて…。「ちょっとキープレフトを意識しすぎだね」と。左に寄りすぎてるということで、ちょっと右寄りになったんです。そしたら今度は「もうちょっとキープレフトのほうがいいよ」と言われるようになってきて(笑。 | |
─ | どうすりゃいいの、と。 |
はい。 正解が分からなくなって。どこを走ればいいのか、基本が分からなくなってきて。 |
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─ | では、どうやって克服を? |
渡辺さん(渡辺渓太)に言われたことなんですけど、「自分の体を道路のここらへん(中央)に置いたとイメージしてみて」と。それがすごい的確で、ここだ!ここで走っていればいいんだ!と思って。しっくりきました。 | |
─ | 迷いが一つ減って、楽になった、と。 |
ですね。 すれ違う対向車にも不安を与えず、自分もここを走ってればいいという安心感もあって。 |
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─ | では、右折・左折の大回りは? |
それも渡辺さんに教わったんですけど、左折なら左折で「曲がる先を見て運転するといいよ」と。(ポイントは)目線とか視野、ですね。 それまでは横断歩道を渡る歩行者がいないか、とか、巻き込み確認でサイドミラーをかなり気にして見てたので。もっと広く見るように、と。 | |
─ | なるほど。ちなみに、2段階のテストは? |
そこは1段階での反省を生かして、PCでテストを受ける前にテキストの問題集をやりこんでから受けました。 最後の5回目(のテスト)だけ少し手こずりはしたんですけど、事前に問題集をやってるので、テストも「同じの出た、出た」「できる」という感じで。余裕でした(笑。 |
Q. | 言われて嬉しかった言葉は? |
五十嵐さんから言われた言葉です。 さっきテストについてアドバイスをもらった話をしましたけど、あれ以降、実車であたる機会がなかったんです。顔を合わせることもなくて、たまたま会った日が仮免試験の後で。その時、五十嵐さんが私の顔を見て「おめでと~」と言ってくれたんです。あれ、凄く嬉しかったです。 |
Vol.088 望月さんの場合

車種 |
普通車(AT) | |
プラン名
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通常 | |
スタート日
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08月15日 | |
卒業日
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10月20日 | |
通学した日数
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24日 |

入校時の お支払い |
その都度 お支払い |
追加 料金 |
教習料金(学科&技能) | 223,560 円 | ||
入学金&諸経費 | 49,670 円 | ||
夏の短期プラン料金 | 0 円 | ||
検定料金(修了&卒業) | 10,800 円 | ||
家族割引 | - 5,000 円 | ||
仮免許受験料 | 1回 | 1,700 円 | |
仮免許証交付手数料 | 1,150 円 | ||
キャンセル料金 | 0回 | 0 円 | |
合計 | 281,880 円 (税込) |
※卒業までの日数や規定時間を越えた追加料金には個人差があります。また、料金も消費税の増税前であるため、現在の料金とは若干異なります。ご了承ください。