
保育士から教習指導員へ |
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Q. | 藤原さんは元・保育士という経歴ですが─ |
はい。元々、小さい頃から、下の子の面倒をみたりとかが好きで、保育園の頃から大人にほめてもらったりしていて…。 で、中学生の頃に、実習で幼稚園の職業体験がありまして、興味本位なんですけど、漠然と「保育士、いいなあ」と。 それが、のちのち保育士になるキッカケでした。 | |
─ | なのに、なぜ指導員に? |
子どもたちと触れ合えるのが自分でも好きで、大好きな仕事だったんですけど、ただ…男性だったので、やっぱり管理職…といいますか、経営に精通していくことも求められてきて、現場第一線のままではいられないというのが…。 あと、将来も保証されてるわけでもなかったので…。 | |
─ | なるほど。転職を考え始めた、と。 |
はい。 ただ、転職先を探すのも、「(仕事として)人に何かを伝える」とか「教える」という部分だけはブレたくないと思っていたので、それをふまえて探しました。 ちょうどそのとき、たまたま昭和自動車学校が指導員を募集されていたので。すぐ電話して「まだ募集してますか? まだ間に合いますか?」と(笑。 で、すぐ履歴書を書いて、すぐ送りました。 | |
─ | 保育士と指導員、ずいぶん違いますが…。 |
人に何かを伝えるという点では共通してるかな、と(笑。 それに、元々、知り合いの方が指導員をやっていて、全く知らない職業という感じではなかったので。 …その方ですか? その指導員さんは別の自動車学校の方なんです。すいません(笑。 | |
─ | 保育士の仕事が懐かしくなったりは…? |
それは、さすがにないですけど…(笑。 今、娘がその保育園(前の職場)でお世話になっているので、仕事が休みの日に娘のお迎えに行くと、まだ僕のことを覚えてくれてる子やママたちが─ | |
─ | 『ハヤト先生~』と? |
はい(笑。 ありがたい話なんですけど、毎回、子どもたちとひと遊びしてから帰ります。お迎えに行くとすんなりとは帰れないですね(笑。 |

現在の仕事について
Q. | どんな教習指導員になりたいですか? |
教習生の方にもいろいろな方がいて、すぐにパッとできる人と、飲み込みに少し時間がかかる人、なかなか習得に苦労される人もいらっしゃいます。 どんなタイプの方であっても、すんなりと理解できる、分かりやすい教習ができる指導員になりたいです。 …あと、これは、社長から…だったと思うんですけど、採用面接の時に最初に言われたことがあって─ | |
─ | どうぞ。 |
先生と呼ばれるようになっても奢らないように、と。 それは忘れないように心がけています。「慣れ」があったり、油断すると、上に立ってる気になりがちだと思うので。 たとえ「先生と生徒」という関係であっても、相手の方への敬意や気遣い、思いやりを忘れないように、とは常に思ってます。 |
Q. | 指導員になって一番嬉しかったこととは? |
嬉しかったのは、卒検に合格した教習生が「藤原さんのおかげで合格できました!」と言ってくれたときです。 声をかけてくれること自体嬉しいですし、「合格できた!」と聞くと、やっぱり嬉しいですね。 |
Q. | では、一番恥ずかしかった失敗は? |
まだ指導員になりたての頃のことですけど、坂道発進で教習生にお手本を見せるとき、エンストをしてしまいまして…(笑。 |
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─ | うわ、それは恥ずかしいかも(笑。 |
エンストした瞬間に即、ブレーキを踏んで「…ね、こうなるとエンストするからね。気をつけてね」とゴマかしたんですけど… | |
─ | 「わざとエンストしました」みたいに? |
でも、ちょっとあせりが顔に出てたかもしれないです。気づかれてたかも(笑。 今でも思い出すと恥ずかしくなります。 |

新入社員に向けて
Q. | 職場の雰囲気は? |
職員の数も少数なので、家族みたいなアットホームな雰囲気です。 何かあれば、皆が気にかけてくれますし、楽しいことがあれば皆で大笑いする…良いフンイキです。人間関係で悩むこともないですし(笑。 | |
─ | 職場になじむには、どうすれば? |
自分もそうでしたけど…初めてこの職場に足を踏み入れる方にとっては、最初、かなりの緊張があると思います。 けど、自分から喋りかけるつもりでいれば、きっとすぐになじめると思います。 僕は、とにかく周りの人とたくさん会話しようと心がけてました。そうしてさえいれば、必ず、誰かがイジってくれます(笑。 | |
─ | どういう方と一緒に働きたいですか? |
自分もまだ新人ですし、まだまだだと思ってるので、言える立場ではないんですけど…強いて挙げるなら、元気な人と一緒に働きたいです。
何事もチャレンジが大事だと思います。
自分から率先して取り組むという姿勢が嫌いな人は周りに一人もいないですし、たとえ失敗したとしても、そういう前向きな若いエネルギーに焚きつけられて自分も成長できるかな…と思うので。
期待してます(笑。 |
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