昭和自動車学校昭和自動車学校 0545380110 0545380110
 

 現在の仕事について

Q. 現在担当している仕事は?
普通車をはじめ、二輪車(普自二・大自二)、大型車、中型車、けん引車、大型特殊車、応急救護処置、などの教習に携わっています。
Q. この仕事に就いて良かったと思う瞬間は?
卒業した教習生が自動車学校に遊びに来てくれたり、どこかでばったり会ったりした時に「無事故で運転してます」と聞くと、やっぱり嬉しくなります。
自分は(自動車学校を)卒業することだけがゴールとは思っていなくて…。事故を起こさない運転ができるようになる、ということが一番大事かなと思って、日々、教習にあたっています。
ですので、卒業生の方には、できれば「ケガなく事故もなく」を一生続けていってもらいたいな、と思っています。
逆に、軽い感じで「こないだ事故っちゃってさ」と笑顔で言われると「そうですか…」と、なっちゃいますね(笑。   
「ああ…」って。
Q. この仕事が辛いと感じる瞬間は?
検定で不合格になってしまった方から謝られたりすることがあるんです。「ゴメン。先生、落ちちゃった」と。
それを聞くと、申し訳ないな…と…。
そもそも謝る必要もないですし…。
もっと自分にできることがあったんじゃないか、もっとああ教えてあげれば違ったんじゃないか、と、あとあと引きずるというか…考えちゃいますね…。
Q. この仕事が難しいと感じるところは?
教習生一人一人に合わせた伝え方・教え方が必要で、その上で「どうすればうまく(上達)してあげられるか」、そこが難しいところだと思います。
指導員になりたての頃には悩みましたし、かなり考えちゃってました。(新人の頃は)皆そうだと思いますけど、教習生に伝わってないな、イイ方向へもっていけてないな、と悩みます。
…今ですか?
今は少し落ち着いてきました。
以前、「指導員って、隣に座ってるだけで、ラクでいいね」と友達に言われたこともありますが…「ちょっと待て」と(笑。
指導員の仕事は、責任も重いですし、難しいです。
教習の中で、その方に言ったことがちゃんと伝わっているか、伝えたことを理解して操作できているか、を観察しなきゃいけないので。「伝わってないな」「じゃあ、別の言い方で言ってみよう」と、教習は常に考えながらですね。
伝わってないな、と、すぐ分かるもの?
分かります(笑。
ただ、難しいのは、二輪ですね。
普通車だと隣(の助手席)に乗ってますから、今言ったことが「伝わってる」「伝わってない」が分かりやすいんですけど、二輪の場合は、(教習生1台、指導員1台で乗るため)離れ離れになるので…。
「こうしましょうか」「はい」という会話があって、実際、走り出すとまったく違うとかありますね(笑。
当然、緊張で…とか、頭で分かっててもそのとおりには動かない…といった面もありますし、「(教習生が)全然聞いてくれてない!」と感じることもあります(笑。
高校生から社会人の方まで、いろんな方がいらっしゃるので、誰にでも理解してもらえるように伝えるということを意識して、今後もやっていきたいです。
 
Q. 初めての教習、覚えてますか?
覚えています。
初めての教習は…不参(技能教習のキャンセル)だったんです。正確に言うと。
「よし!今日が指導員デビューだ!」と思ってたら「あれ?来ない…」と(笑。
実質『初めての教習』は…緊張しました。今日デビューする新人と他の先生との差は雲泥の差があって、普通なら(教習生にも)絶対バレるんです。
ただ、ボクは指導員デビューだと絶対にバレたくなかったので…(笑、堂々として乗り切るつもりだったのですが、実際は…カミカミでした(笑。
緊張して、しまくって、何言ってたか、正しいこと言えてたのかな、と。あっという間の50分でした。
Q. 今思い返しても恥ずかしい失敗は?
S字なんですけど、S字を通るときの車両間隔を身に付けるところで…。
車の横幅がどれだけあるか車両感覚をつかむ意味でも、脱輪する手前の、S字の外側いっぱいいっぱいを体感して欲しくて、教習の中では、目印の(コース上に置いてある)ゴム板をタイヤで踏んで通る、ということをやるんです。
そうは言っても、ほとんどの方が脱輪を怖がって、外側ギリギリを体感する前にハンドルを戻しちゃうんです。なので、『これぐらいは(脱輪しない)いけるんだぞ』というのを分かって欲しくて、「大丈夫、大丈夫」って言ってたら、前輪が脱輪しまして…(笑。
恥ずかしすぎて、「…ね。ハンドルをきりすぎると、ホラ、こうやって落ちちゃう」とゴマかしました(笑。
確かに、目印のゴム板がちょっといつもの位置より外側に何故か移動してて、ギリギリかな~とは思ったんですけど…。
教習生がノリのいい子で、「さっきのアレ、絶対、脱輪するって思ってました」と後で言われ、「うっ…」となりました。
Q. 普段心がけていることは?
以前、講習で「教習指導員は教えるプロであって、運転のプロではない」と教わったこともあるんですが…。でも、ボクはできれば両方プロでありたいと思っています。レーサーほどではなくても、(教習生に)見本を見せられるだけの技量は必要だと思っています。
先輩にも同じことを言われたことがありますが、「自分が運転できないのに、他の人には(技術を)伝えられない」というのは確かだと思います。
「技術の向上」が「教える」につながると思ってやっています。
また、そういう(練習する)姿を後輩に見てもらって、自分の技量を磨くのは大切なんだな、と感じてもらえたら…と思っています。
Q. 自身がこうなりたいと思う理想像は?
ただやさしいだけの指導員にはなりたくないと思っています。教習でも、違うところは違うと言おう、と心がけています。
本当はこうなんだけどなあ、と思ったまま何も告げないのはその方(教習生)にとっても良くないですし。教習の限られた時限数の中で、間違ってるままで”なあなあ”にはしたくない。
ただ、言う以上は、もっと説得力があって、「この人がそう言うんだから、そうなんだろうな」と思われる人になりたいです。
Q. 職場の雰囲気はいかがですか?
働きやすいと思います。
職場によくありがちな「人間関係的に悩む問題」がないので…(笑。
自分的には、働きやすいです。
 

 志望動機や面接について

Q. 昭和自動車学校を志望したキッカケは?
元々、『人に何かを教える』ということに興味があったのと、『車の運転が好き』という、この2つ、「車」と「教える」が混ざったのが指導員で。新聞の求人募集を見て「これなんじゃないのか」と思い、応募しました。
Q. 履歴書を書く時に心がけたことは?
字が綺麗なほうではないので、「汚いなりに丁寧に書こう」とは思いました。適当に書いて、後悔はしたくなかったですし。
Q. 面接で心がけたことは?
できるだけ、よく見せようとせず、『できるだけ自然に』『作らず』を心がけました。
とは言っても、あまり元気なさそうに見えても…(笑。
普通に、を心がけましたが、姿勢をピシッと、元気よくいこう、とは思ってました。ダラッとしてたら「…何しに来たの?」と思われますし、自分でも思うので。

 新入社員に向けて

Q. どういう方と一緒に働きたいですか?
仕事に対する「姿勢」を持ってる方と一緒に働きたいです。
たとえ「今日はだるいな」とか「ヤル気が出ないな」という日でも、いざ教習となったら「しっかりやろう」となれる…といったように。
ここの皆さんも、普段はふざけてても、いざ「自分のやり方はこう」という教え方みたいな話になると、真剣です。テキトーで済ませれる人はいません。
正しい・正しくないはともかくとして、「自分はこう思ってます」というのを口にできる方がいいですね。
指導員になるまでより、指導員になってからのほうが大変です。「なってから」の教え方の部分できっと悩みますから(笑。
先輩達とはキャリアが違うので差はあって当然ですけど、自分が指導員になりたての頃は、あれもこれもと指摘されなくなるように、一瞬でも早く一人前になろうと、必死で考えてやってた気がします(笑。
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